ニホンミズシタダミ

殻径7mm、殻高4mm前後。殻色は黄白色で、縫合下は白く色抜けする。
北海道では局所的に多産する箇所もあるようだが、本州では神奈川県芦ノ湖富士五湖野尻湖で記録されているのみで、本州で現在でも確実視されているのは芦ノ湖のみである。芦ノ湖では年間水温が6〜10℃、水深25〜35mの深場の主に泥底に生息する。
引用:「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータ ブック−陸・淡水産貝類」(2005年、環境省
増田修・内山りゅう(2004)日本産淡水貝類図鑑②汽水域を含む全国の淡水貝類.240pp., ピーシーズ.

ミズシタダミ

殻径4mm、殻高1.8mm前後。殻色は透明感のある黄白色で、きめ細かな成長脈が密にあり、絹光沢がある。
北海道の東部を中心に確認されている。北海道では全体的に淡水貝類の調査が不備であることから既知産地が少ないものと予測されるが、今後もそう増える見込みは少ないようである。
引用:「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータ ブック−陸・淡水産貝類」(2005年、環境省
増田修・内山りゅう(2004)日本産淡水貝類図鑑②汽水域を含む全国の淡水貝類.240pp., ピーシーズ.

アポイマイマイ

北海道日高山脈アポイ岳からのみ知られる固有種。生息地は高山植物帯にある。品川(1982)によればアポイ岳の標高750m地点のハイマツ帯の転石の裏面に付着していたことを報じている。
引用:「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータ ブック−陸・淡水産貝類」(2005年、環境省