淡水貝類

チシマミズシタダミ

道北で採集されたという情報がある。ニホンミズシタダミの誤同定の可能性もある。 引用:「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータ ブック−陸・淡水産貝類」(2005年、環境省)

ニホンミズシタダミ

殻径7mm、殻高4mm前後。殻色は黄白色で、縫合下は白く色抜けする。 北海道では局所的に多産する箇所もあるようだが、本州では神奈川県芦ノ湖、富士五湖や野尻湖で記録されているのみで、本州で現在でも確実視されているのは芦ノ湖のみである。芦ノ湖では年間…

ミズシタダミ

殻径4mm、殻高1.8mm前後。殻色は透明感のある黄白色で、きめ細かな成長脈が密にあり、絹光沢がある。 北海道の東部を中心に確認されている。北海道では全体的に淡水貝類の調査が不備であることから既知産地が少ないものと予測されるが、今後もそう増える見込…

アマミカワニナ

2008年3月 沖縄島

ホソウミニナ

2008年8月 北海道湧別町

カワニナ

2008年8月 北海道美深町

ヒラマキミズマイマイ

2008年 旭川市

クロヒラマキガイ

個体数は少ない。水辺の堆葉内から採集される。(飯島,2000)産地:標茶町二ッ山、塘路沼の上、シラルトロ沼、小清水町水上(飯島,2000)

サカマキガイ

産地:塘路湖、足寄町更生(飯島,2000)

タガイ(=ドブガイB型)

2008年9月 釧路市

ヌマガイ(=ドブガイA型)

ドブガイ

産地:二ッ山・標茶町茅沼の沼(飯島,2000)

イシガイ

産地:シラルトロ沼(飯島,2000)

フクレマメシジミ

産地:塘路湖

ミズウミマメシジミ

産地:塘路湖

ハリガタマメシジミ

産地:塘路湖

ツヤマメシジミ

産地:塘路湖

マメシジミ

産地:標茶町二ッ山・標茶町中オソベツ・浜中町・知床五胡(飯島,2000)

コガタカワシンジュガイ

北海道と本州に分布し、北海道では道東と道北地域から記録されている。最高水温20度以下の水域で,礫〜砂底に生息している。殻は長卵円形で,殻長は通常10cmを超えない。背縁は丸く,前方へ傾斜しない。前縁は円形で突出せず,腹縁はわずかに凹む。前閉殻筋…

カワシンジュガイ

北海道と本州に分布し、最高水温20℃以下の水域で、礫〜泥底の底質に生息している。殻は長卵型で殻長は最大で15cmに達する。繁殖期は春〜夏で水温が10℃を越える頃に幼生の放出が起こる。寄主はヤマメやアマゴで、寄生期間は約2ヶ月。 (http://www.osaka-kyoi…

オオタニシ

殻高60mm前後になり、北海道産では80mmに達する。北海道から九州にかけて分布する。流れの緩やかな河川や用水路、ため池や湖などの水量と水質の安定した(僅かに湧水のある)場所に棲息し、ヒメタニシとは一緒に棲息するがマルタニシとはほとんど混棲しない…

マルタニシ

国内では北海道南部以南の河川下流から中流域、湖沼、水田、ため池の砂泥、水草中などの止水域に生息すると言われるが、北海道内での分布は比較的広い。農薬、水質汚濁、用水路の改修、水田の乾田化等の影響の少ない水田を含めた低湿地には現在も比較的多く…

ヒログチモノアラガイ

産地:弟子屈町湯沼・小清水町水上止別川上流(飯島,2000)

コシダカヒメモノアラガイ

日本各地に分布し、おもに水田の畦や湿地などの水際に棲息する。泥のくぼみや草本類の根元、湿ったコンクリート壁などに付着する。近年の圃場整備や水田の冬季乾燥化により、瀬戸内海や太平洋側ではかなり減少傾向にある。 ?? 札幌市南区簾舞 2008年5月

モノアラガイ

殻高20mm前後。殻口の広がりなど外観には多少の変異がある。 日本全国に分布し、池沼や水田、川の淀みなどに生息する。水草や礫などに付着し、特に水草が多く繁茂する場所に多い。日本各地に分布し普通種とされてきたが、1980年代後半頃より多産する池や水路…