モノアラガイ

殻高20mm前後。殻口の広がりなど外観には多少の変異がある。
日本全国に分布し、池沼や水田、川の淀みなどに生息する。水草や礫などに付着し、特に水草が多く繁茂する場所に多い。日本各地に分布し普通種とされてきたが、1980年代後半頃より多産する池や水路は確実に減少してきている。
生息環境であるため池や川のよどみの昨今の改変状況を見る限り、楽観視できない。また、近似した外来種との置換や交雑の危険も高い。

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引用:「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータ ブック−陸・淡水産貝類」(2005年、環境省
紀平肇ほか(2003)日本産淡水貝類図鑑①琵琶湖・淀川産の淡水貝類.159pp., ピーシーズ.
増田修・内山りゅう(2004)日本産淡水貝類図鑑②汽水域を含む全国の淡水貝類.240pp., ピーシーズ.

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産地:鶴居村チルワツナイ・標茶町報徳・大楽毛海岸・シュンクシタカラ湖・北見市若松大橋(飯島,2000)